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令和3年度会長所信

令和3年度スローガン
『和魂創新』 ~想いをかたちへ~

令和3年度会長 小澤 宏司

 

~はじめに~
令和2年、新型コロナウィルスにより世界中が恐怖と不安につつまれました。我々、商工を営む者としては依然として先行きの不安の解消に至るような状況ではなく、国や県、自治体の政策を待つばかりの状況です。私の考える経済とは「一枚の布」の様なものであり、一つの業種【糸】がほつれていけば、その強度は脆くなっていき、やがて隙間だらけの布とは呼べないようなものになってしまうのではないか。そう考えます。だからこそ今このような状況の中で、我々青年部は縦の糸と横の糸がしっかりと織りなされるように互いをもっと深く知り、同じ目標に向かって歩みを進めていかなければなりません。
「キャンサーギフト(がんからの贈り物)」という言葉があります。この言葉は、がんと診断され、治療を受けているとき、患者は病気や副作用の症状だけでなく、先が見えない不安から身体も心もつらかったり苦しかったりする。だが、自分の人生や病気の経験、周囲の人々の存在や言葉を意識することで、これまで見えなかった何かに気付いたり、多くの人に支えられている実感を再確認し、心からの感謝をすることで人生が豊かになる「がんからの贈り物」という意味です。コロナ禍による自粛中に家族や仲間の大切さやお客様に対してのありがたさ。私自身、忙しさによって忘れがちな大事にしなければならない人やモノ、想いを再確認させていただきました。
青年部の門をたたいてから10年が経ち様々な体験や経験をしてきました。金銭の主従関係のないメンバーに何かを頼むとき、どうすればメンバーが快く動いてくれるのか。誰もが仕事の時間や家庭の時間を割いて委員会や例会、事業、総会に参加しております。事情があって参加出来なかった人もいる。YEGの活動に重きを置かない人もいる。協力を得られないまま一人でも頑張り続ける人もいる。そんな風景をみながら、多くのメンバーと語り合ってきたあっという間の10年でした。
私たちの活動は、出来ない理由を考えれば理由は山ほど出てきますが、やると決めたらやるとしか考えない。足りないなら足りるまで。届かないなら届くまで。伝わらないなら伝わるまで。そういうYEGにしたい。
私たちは会社経営者や責任者の集まりです。常に決断を迫られ、失敗することもあるかと思いま
すが、今までより一歩進んだチャレンジをしていきたいと思います。私の市議会議員としてのスローガンは「みんなの一歩が八千代を変える」であります。6年前に人生のチャレンジした時から八千代YEGのメンバーと共に笑顔あふれるまちづくりを思い描き続けています。

~30周年に向けて~
令和4年度、八千代商工会議所青年部は30周年を迎えます。今日までの青年部の歩みは現役メンバーだけではなく先人の想いが詰まった30年間であり、歴代の事務局員や親会、各種団体、多くの市民に支えられてきた30年間でもあります。その想いや恩を大切にし、記録にも記憶にも残るような活動を展開していける準備をしなければなりません。10年先、20年先にもこのまちに住まう人の笑顔があふれるまちづくりを。

~和と地域の創造~
私たちYEGメンバーは、時代の流れを読みその時代その地域に何が必要か、この街のために常に自分たちには何ができるか、それを考え続け率先して行動を起こし続けていかなければなりません。まちづくりと言えば道路や橋、公共施設の充実が思い起こされますがその概念がだんだんと変化してきているのではないでしょうか。社会が成熟すると物質的な豊かさではない豊かさを求めるようになり始めているのではないかと感じます。我々ができるまちづくりとは何なのか?それは街自体に活気があふれ、地域に住む人々が明るく元気で、郷土愛を持てるような街の創造が必要だと考えます。そして未来に希望の持てるまちづくりを企画していかなければなりません。
私たちはここ数年、このまちのシンボルでもある新川にスポットをあて、様々な活動をしてきました。自転車で川辺を回り、草刈や森林の整備、酪農や農業にふれ、このまちの問題点、潜在能力を探り、その解決と発展性を考え活動してまいりました。「新川の~」など行政や教育委員会とも連携し広く私たちの想いを発信し、またこどもたちを初めとする多くの地域の声を集めてきました。
いよいよ私たちがしてきた活動を、そして地域の想いを。形にする時期が来たと考えます。私たちと同じように様々な活動をしている団体や個人、そして行政や、時には大学との垣根を越え、一つの想いへと方向を共にすること。スローガンのサブタイトルである「想いをかたちへ」は、新しい時代へみんなの一歩が同じ方向に向かうように願いをこめてつけさせて頂きました。

~和の拡大~
20歳から47歳までの部員で構成され、定年制度と単年度制により絶えず新陳代謝を繰り返すYEGにとって会員の拡大は活気に満ちた力強い運動を推し進めていくためにも、YEGがその社会的使命を終えるまで続くいわば永続事業とも言える最優先の課題です。会員拡大は我々の運動が地域から必要とされているのかを表すバロメーターでもあります。希望に満ちた未来や笑顔の絶えない地域社会を築くためにメンバー各々が全力を出すことで1人の魅力あふれるYEGマンとなり、一致団結して様々な事業に取り組み地域の人々から尊敬される組織となってこそ「和の拡大」につながっていくのです。また、私たちの運動を拡大していくためには、意思の共有を図るため、多くの意見を取り入れるために交流は欠かせません。メンバー同士の交流はもちろんのこと、経験、知識ともに豊富な諸先輩方との交流、志を同じくする地域の団体やNPO団体との連携は欠かせないものとなります。

~和と意識の共有~
50名近い現役メンバーを要する八千代YEGではありますが私たちの力はまだまだこんなものではありません。私は全員野球を目指しております。レギュラーだけではなく、ベンチメンバーもマネージャーも、監督もみんなが同じ思いで戦えることができたなら、必ず大きな成果を残すことができると自負しております。意識の共有。簡単なように思いますが、家庭の事情、会社の事情、YEG活動への意欲。皆が同じではありません。また、あるべきYEG像も捉え方は様々です。自分の思いを言葉で表すのは誰でもできることではありません。団体の中で各々が何を求められているか?また自分に出来る事は何なのかを、自覚し行動できるようにならなければなりません。意識の共有。今より1歩踏み込んで、お互いを尊重しあい議論を尽くし、今までよりも固い絆を持って自己研鑽に努めてこそ我々の活動は濃密なものとなり本物の『Young Entrepreneur Group(若き起業家集団)』として確立されるのです。

~和の確立~
私たちの活動は多岐に渡り、これを統括調整することにより八千代YEGのベクトルを1つにすることが重要です。当会の中枢であり礎になる機関として、滞りなく運営をすることで会員が活動に集中することができ、遥かなる高みへ挑戦できるのです。そして我々には県青連・関青連・日本YEGに同士がいます。彼らとの意識の共有や情報交換を行い個人がスキルアップすることにより、我々の単会にも反映されるのです。この無限の「和 ~つながり~」がYEG活動の礎になっているのです。

~終わりに~
コロナウィルスの蔓延、少子超高齢化社会を迎え、社会保障に対する不安、核家族化によるコミュニティーの希薄化。現代が抱える社会問題は数え上げればきりがないです。八千代YEGの構成年齢は第2次ベビーブームにあたり人口構成上、もっとも比率の高い世代であります。責任世代とも呼ばれ、今後、私たちの声はますます大きなものへとなっていくと考えます。
このような社会背景の中でYEGとしての活動は、街中に笑顔があふれるような企画、支え合いのまちづくり、組織づくりが重要だと考えます。大きな目標を掲げ、今までよりちょっと背伸びをして活動に邁進する。そんな実のある1年にしたい。真の仲間とは苦楽を共にしたうえで成り立つものであると考えます。
「和魂創新」というスローガンは日本人古来の和を尊ぶ精神である「和の魂」をもって「新たに創造する」
令和という新たな時代に相応しいYEGを目指して。想いをかたちへ!